経済指標の読み方① 住宅着工指数とISM製造業景況指数

みなさん、こんにちは!

投資信託で資産形成をする場合には、長期で運用を行うことが多いですよね。特に長期で行う場合には株式をある程度含んでいないと長期で運用の場合には高い投資効果を期待しにくいです。その時の投信選択基準は、その投資対象になっている国や地域の成長性を重視することが多いと思います。

今回の記事で書く内容は、長期ではなく、短期から中期での運用によって、利益を得ようという運用の場合にどのようなものに注目すればよいのかについて、書いていきます。短期から中期で運用を行う場合には、様々な経済指標を読み解く必要があります。そこで今回の記事ではその様々な指標のうち代表的なものを2つ紹介します。今回紹介するものは以下の2つの指標です。

・住宅着工件数
・ISM製造業景況指数

いずれも投資支出を表しています。

 

〇投資支出とは?

投資支出というとどのようなイメージがありますか? 株などの金融資産に対する投資を思い浮かべますか? ここで紹介する投資とは、そのような金融資産に対する投資ではなく、企業による在庫投資や設備投資、そして、個人住宅や集合住宅の建設のことを指します。消費者も企業も景気が悪くなってきて、お金が少なってくると節約をしていきますが、個人と企業とでは決定的に異なることがあります。個人の場合にはいくらお金が無くなっても最低限の生活をするために食費等で支出を行いますが、企業の場合には極端なケースですが投資を0にすることも可能です。このような側面から、投資支出に関する指数を観察していくことで、今後経済が好景気になるのか不景気になるのかを予測することができます。早速詳細を書いていこうと思います。

 

〇人生で最も大きな買い物:住宅の動向推移 住宅着工件数

この住宅着工件数は、実際に住宅の建設が始まった件数を表しています。この指数がなぜ注目されるのかというと、住宅というのは人生で最も大きな買い物の一つですよね。簡単に購入するしないを決めることができませんよね。この先ある程度給料が安定してはいることを見込めなければ、購入することはできませんよね。このような意味で、住宅を建設する件数が増えるということは、今後数年間は、経済的に好景気が見込めるということを指します。

さらに住宅に関係する指数は景気動向を把握するうえでも、非常に有効な試金石になります。というのも、住宅を建てる場合には大抵の人々がローンを組みますよね。ローンを組む場合、出来る限り低い利率で組んだ方がよいですよね。そして、不況期にはローンの金利は下がります。しかし、不況時には今後の見通しを立てることが難しくなります。しかし、不況から回復し始めると、人々もローンを組んでも住宅を購入してもよいという人が増えてきます。不況から回復してきている最中の場合には、ローンも低金利のため、その時に新たにローンを組む人が増えます。しかし、景気がよくなってくると、政府のほうは過度なインフレを懸念して金利を上げようとします。そうすることで、ローンを組む人にとっては不利な条件になりますので、ローンを組む人が減ってきます。その影響で景気も後退してしまいます。このように、住宅着工件数を見ることで、景気のサイクルのサインを発見することができます。

このような景気サイクルを発見できる指標の場合にはどのような投資先が有力なのかというと、特にこれといったものはありません。景気全体に関わってくるものなので、株価も全体的に上昇してきます。なので、個別銘柄を分析をして、リスクを取りたいという人は住宅メーカーの株式に投資をするのもありですし、経済全体の成長性にかけて大きなリスクを取りたくないという人は投資信託などで運用を行うのもありでしょう。しかし、注意点もあります。あくまでこの指数と株価の相関性が高いということであって、他の要因によっても決まるので、必ずしも連動するわけではないということです。

 

〇今後の製造業の動向を知る指数 : ISM製造業景況指数

製造業はかつてのような絶対的存在感は薄くなってきましたが、それでも経済に大きな影響を及ぼすので、いまでも経済を読み解く指標として注目されています。この「ISM製造業景況指数」は全米の製造業の購買担当役員にアンケートを行い、それを集計したものです。製造業の場合には、今後どれくらいの製品が売れるかが直接的に企業業績に関わるので、購買担当役員はそれを見越して仕入れを行っていかなければなりません。そのため、彼らの意見を参考にしたこの指数は業界の状況を知るうえで非常に信憑性の高い指標になります。

この指数は、先行指数であり、50を基準として、50よりも高ければ今後経済が好調になる可能性が高いと判断でき、逆に50を下回っている場合には経済が不調になる可能性が高いということを指しています。

この指数を判断基準として、投資対象を選択する場合にはどのような判断をしたらよいのでしょうか? この指数は景気と大きな相関性があります。そのため、景気と相関性が高い銘柄に投資をすることで、中短期的に利益が期待できます

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の内容は以上です。現在様々な指数があり、今回紹介している指標はその中のほんの一部です。今後様々な指数の見方に関して紹介していきます。もし面白かったら、ぜひ「いいね」などのボタンをお願いします。

1件のコメント

[…] 前回の記事で、投資支出に関する指標の読み方に関して紹介しました。そこでは、住宅着工件数とISM製造業景況指数を紹介しました。どちらも先行指数で、景気に先行して現れる指数ですので、それ以降でどのように景気が推移するのかを予想するのにつかわれる指数です。今回はその続編ということで、国際市場に関する指数を紹介します。 […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。