損切りを考えているときこそ思い出して! 損益通算のメリット

みなさん、こんにちは! マネーの育成術へようこそ!
この記事を開いていただきありがとうございます。

 

今回の記事では、損益通算について書いていきます。損益通算を理解するにあたって、こちらの記事を読んでおくと、よりスムーズに理解できると思いますので、併せてこちらもどうぞ!

投資信託の運用損益と評価損益の違い



 

Contents

損益通算とは?

 

通常、投資信託や株式などを売却した場合には売却益が譲渡所得として課税対象になり、20.315%の税金がかかります。しかし、その課税対象の金額を小さくする方法があります。

例えば、Aファンドで10万円の評価益が出ているとします。このまま売却してしまうと、10万円がそのまま課税対象になります。しかし、現在他のファンドを見てみると、Bファンドの方で10万円分の評価損が出ているとします。

この時、AファンドとBファンドを同時に売却することで、その10万円と-10万円を相殺して課税対象となる金額を0にすることができます。

 

これが損益通算なのです。

LINE証券

損益通算の方法・計算式

 

今度はその損益通算をどのように計算するのかを書いていきます。投資信託で考えます。投資信託は口数制を採用しているので、損益通算をするためには何口売却する必要があるか算出します。この時に必要な数字は3つだけです。

①相殺したい金額

②投資信託の現在の基準価格

③保有する投資信託の取得単価

例えばこのケースを考えてみましょう

①40000円
②10498円
③9664円

だとします。

 

今回のケースでは、保有中の投資信託は評価益を出しています。同年内中に評価損を出していてそれを損切りしていて、今回の売却でその損失分を相殺しようとしている状況です。

そうすると計算式はこのようになります(逆の場合でも計算式は同じです)。

 

損益通算のための口数 = ① ÷ (② - ③) × 10000

 

となります。

なので、今回のケースでは、47961口なります。

松井証券

損益通算のメリット

 

ここまで損益通算とは何なのかということと、損益通算するために何口売却すればよいのかの計算式を説明しました。しかし、こう思った人もいるのではないでしょうか?

 

「税金の額を小さくすることができるかもしれないけれども、結局利益も小さくしてしまう」

と。

 

確かに株式やある種の投資信託の場合には、損益通算は税金も利益も小さくしてしまう行為です。

しかし、損益通算することのメリットは二つあります。

つはこれから成長性が乏しい対象への投資をやめてこれから成長性の高いものへ投資を乗り換える機会になること。

これは定性的なもので、これからの成長性が高いものを見極める能力と、これからの成長性が低いと確信して損切りする勇気が必要になります。なので、投資に精通している人でないと難しいと思います。私自身も、こんな記事を書いていますが、結局損切りする勇気ができないままま塩漬けのままのものもあります。

2つ目は、利益金額を減らさずに、税金を少なくする方法があるということ。

これは投資信託だからこそできるものです。投資信託は分配金が出ます。分配金の内訳は必ずしも利益だけではありません。元本を取り崩して出されたものもあります。そして、投資信託には2種類の利益があります。それは運用損益と評価損益です。この詳細に関しては以前の記事で書いていますので、こちらを読んでみてください。

この時に注目をするファンドは評価損を出しているのに、運用益を出している投資信託です。

つまり、税金を計算するうえではマイナス評価であるにもかかわらず、運用としてはトータルでプラスになっているファンドのことを指します。

こういった投資信託を一緒に売却することで、利益額を減らすことなく、課税所得を減らすことができます。

 

このように損益通算を利用することで、投資効率を高めることができます。



損益通算を利用する際の注意点

ただ、この損益通算には注意点があります。

それは、特定口座や一般口座で保有している投資信託や株式しか対象にならないということです。

つまり、NISA口座やつみたてNISAで運用をしている投資信託や株式に関しては、損益通算できないのです。

これはNISAで運用する際の注意点になります。

 

今回の内容は以上です。最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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