資産形成としての仮想通貨

みなさん、こんにちは! リョーヘーです。
この記事を開いていただきましてありがとうございます。

今週は中国で発生したコロナウイルスが猛威を振るっていましたね。今日のニュースで中国での感染者が1万人を超え、死者数が259人に到達したというニュースがありました。また、モーサテでやっていた特集では、このウイルスは以前にも流行したSARSに非常に似ていて、収束が達成されるまでには、10か月くらいかかるのではないかという予想がありました。また、ネットニュースを見ていると、このコロナウイルス感染者と疑われる可能性のある中国人が日本で人種差別を受けているのではないかということや、欧米各国で中国人や日本人などの東アジア人系列の顔を持つ人が差別を受けているようなニュースを見ました。ウイルスを持っている可能性がある人を遠ざけたい気持ちは非常にわかるのですが、人種差別にまで発展しないように願うばかりです。
また、ニュースを見ているとスーパーや薬局などではマスクが非常に売れており、在庫がなくなっているというニュースがありました。一般的にマスクはあまり感染症予防には効果がないと言われています。それよりもしっかり手を洗うことが重要だと言われています。そして、洗っていない手で顔を触らないこと。これが最も大きな効果を持つ感染症予防であるということだそうです。私が勤務している会社では、一人一人にアルコール消毒用のジェルが配布されました。
このようなニュースが続いているためか、今週の株式相場は年始を彷彿とさせるような状況でしたね。日経平均株価はこの5日間で大きく下落しました。一時的に23000円を切る場面もいくつかありました。また今回のコロナウイルスによる下落が、年始の中東問題と違うのは、日本だけではなく世界的に株価が大きく下落したことですね。NYダウも木曜日には多少は回復しましたが、金曜日に大きく下落しました。この日は前日比で2%以上も下落したんです。非常に危機的な状況です。

 

このように、政治的には非常にリスクが高まっているときには、株式で運用益を上げることは難しくなります。その一方で債券価格は上昇しているので、債券で運用をすることで利益を上げられることは間違いないでしょう。しかし、資産形成としての債券運用は非常に効果が薄いです。このように、政治的リスクが高まっているときの運用は別のもので行うことが適切でしょう。

 

それが、仮想通貨です。

 

仮想通貨は元来、現状の法定通貨とは別の決済手段として、各国の政治的思惑に左右されないような通貨としてつくられました。しかし、現在は様々な投資家による投機商品として使われています。そのため、仮想通貨は通貨としての性質よりも、コモディティとしての性質が非常に強くなっています。どういうことなのかというと、石油や金と同じように、何かあったときに資産を守るものとして性格が強いということです。

しかし、4年ほど前に仮想通貨バブルがありましたよね。このバブルのせいで資産価値が半分になった人やもっとひどい場合には、10分の1近くになった人もいるのではないでしょうか? 現在の仮想通貨も少なくとも短期的に資産価値が半分近くになってしまう危険性をはらんでいます。要するに、仮想通貨はボラティリティが非常に高いコモディティであると言えるのではないでしょうか?

だからこそ、資産形成向けの商品であると言えるのです。上記でも言いましたが、仮想通貨は政治的に危機的状況になるときに価格が上昇する資産です。まさに、中東問題やコロナウイルスなどのように政治的リスクが上昇して、経済危機的状況になるときには非常に上昇しやすい資産です。

 

ここでは仮想通貨としてひとくくりにして紹介しましたが、仮想通貨にも様々なものがあります。代表格としてのビットコイン(BTC)、そこから派生したビットコインキャッシュ(BCC)、仮想通貨バブルの時に多くの芸人が保有していたリップル(XRP)、国産の仮想通貨として初めて作られたモナコイン(MONA)など様々なものがあります。似ているところが多いですが、それぞれ微妙に異なってきます。

資産形成にあたって、特筆すべき異なっている点は、ボラティリティです。BTCは作られてからの歴史が長いことと、機関投資が参戦しているからなのか、ボラティリティがほかの仮想通貨と比べるとかなり小さめです。それでも、1か月で10%以上の増減は日常茶飯事です。株式の場合には1か月で10%以上の増減はかなり大きな増減であると言われているので、そもそも仮想通貨は運用資産としてかなりリスクが高めです。

そして、その上を行くのがそのほかの仮想通貨です。あくまで今までの平均ですが、BTCが30%近く増減した時期に、50%から70%近く増減している仮想通貨がBCCです。MONAやXRPは他の仮想通貨とはあまり大きな相関関係がないようにも見えますが、ボラティリティが非常に大きいことは間違いありません。

間違いなく言えることは、市場規模が小さい資産ほど値動きが大きくなるということと、政治的リスクが大きくなった時には、仮想通貨の価格が上昇するということです。ただし、ボラティリティが非常に大きいので、最初に始めるときには、あまり大きなポジションを取らないようにしましょう。投資での失敗のもとです。

 

今回の内容は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。
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