リバランス投資とは? バイアンドホールドに向かない投資対象もあります。

みなさん、こんにちは! マネーの育成術へようこそ!
この記事を開いてくれてありがとうございます。




最近私Twitterの方で、たくさんツイートをするようになったのですが、Twitterを見ているとこういうことをよく見かけるなと感じてます。

 

「基本的に投資を始めたら売ることは考えずに、ずっと保有し続けることが良い。」

ということです。

 

この言葉を見ていると、一回投資を始めたらなんでも保有し続ける方が良いというように見て取れてしまうのですが、その言葉をそのまま受け取らない方が良いと思います。

私はこの永久保有ということに関して、賛成ではありますが、全面的に賛成というわけではありません。投資対象に応じて少し手を加える必要があると考えています。

 

今回の記事で書く内容は、バイアンドホールド戦略とリバランス戦略です。

Contents

バイアンドホールド戦略とは?

まずは、バイアンドホールド戦略です。この投資戦略は、買ったらそのまま特に必要にはならない限り売ることは考えない戦略です。これは非常に簡単ですね。買ったらそのままという方法はわかりやすいですし、大きく値上がりすればその値上がり分がダイレクトに損益につながります。しかし、心理的には大きな意思が必要です。今回のコロナウイルスの渦中の中で含み損を抱えた人々はどのくらいいたでしょうか? その中で手放してしまった人々はどのくらいいたでしょうか? この記事を書いているのは安倍首相が辞意を表明した8月28日ですが、この少し前にはコロナ暴落前の水準に日経平均株価は戻っていました。また、SP500に関してはコロナ暴落前よりも高い値段をつけています。このように、バイアンドホールド戦略とはシンプルではありますが心理的負荷の強い投資手法としても考えられます。

逆に、リバランス戦略とはどのような投資手法なのでしょうか? この投資戦略は、あらかじめ決めた資産配分でまずは投資を始めます。例えば株50%、金50%というように。しかし、時間が経過するとともにそれぞれの資産は値動きをしますよね。値動きをしていく中で当初決めた資産配分から値動大きく乖離している場合があります。このような時にあらかじめ決めておいた資産配分に戻すことを定期的に行う投資戦略です。この手法は利益が出ているものを売って、マイナスになっているものを買うという投資戦略をとりますので、直観には反しているかもしれません。なので、もしかしたらバイアンドホールド戦略よりもさらに高い心理的な負荷を要する投資戦略であると考えられます。しかし、あるものが投資対象になっている人には非常に効果を発揮する投資手法であると考えられます。





 

リバランス投資が効果を発揮する投資対象とは?

上記で、リバランス投資戦略を行う場合、投資対象がある条件の時には大きな効果を発揮するということを書きました。その投資対象はどれでしょうか? 結論から言います。

 国内株式とコモディティです。

 これからその根拠を書いていきますが、まずはそれ以外の先進国株や新興国株に関しては、リバランス投資はどうなのかということについて書きましょう。これははっきり言いますが、リバランス戦略は取らなくてもよいです。バイアンドホールド戦略で十分です。さて、リバランス戦略とは上記の通りですが、ここでもう少し詳しく書きましょう。リバランス戦略が最も効果を発揮する時、その投資対象にはある特徴があります。それは、長期の期待収益率が0に収束するという特徴です。つまり、ただ長く持ち続けていても、価格が右肩上がりになっているわけでもないし、減少しているわけではない。ある価格からある価格までの値を行ったり来たりしている状態のことです。この銘柄の場合、はっきり言ってバイアンドホールド戦略は意味を成しません。バイアンドホールド戦略の時には、期待収益率が無限になることを前提とした投資戦略であるからです。
国内株式とコモディティに関しては、コモディティのほうが顕著なのですが、ある一定の値を行ったり来たりする動きを続けています。こうした銘柄に対してはバイアンドホールドの長期投資よりも、リバランスによる長期投資のほうが効果を発揮しやすいです。なので、TOPIXや日経平均株価を投資対象とする場合には、リバランスを行うことを前提として投資を行った方が良いです。

 

まとめ

今回の内容は以上です。最後まで読んでくれてありがとうございます。

特に日本株は今まで、空売りの対象としての資産価値を有しているといわれるほど、「日本株は下がるもの」ということが広く認識されています。コロナを通じて日本株が今後大きく成長する場合には、この認識も大きく変わってくると考えられますが、まだ先のことになりそうです。

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