経済プロセスの理解! ファンダメンタルズ分析の基礎

みなさん、こんにちは! マネーの育成術へようこそ!
この記事を開いてくれてありがとうございます。

さて、今回の記事では個別株式で投資をする場合には、その個別株式の分析だけではなく、どうしても全体の地合いの分析が必要になります。そのようなときに役に立つ指標と循環プロセスの考え方について紹介します。



 

1、経済統計は経済プロセスを意識することが重要である

株価を予測するにあたって、経済統計を見ることが多いと思います。

しかし、経済統計を見るだけでは、不十分であると思います。

もちろん、皆さんは様々な経済指標の意味を理解しているものと思います。

そして、その経済指標がどのように株価に影響するのか

ということも理解していると思います。

 

しかし、経済プロセスについて理解しておくことで、

経済統計がどのように株価に影響をしていくのかということを

より簡潔に理解することができると思います。

 

また、株価のファンダメンタルズ分析にも役に立つと思います。

 

2、経済プロセスとは?

では、次に経済プロセスについて説明します。

まずは、下の図を見てください。

この図は、主に景気が良い方向に循環している時の

プロセスになりますが、

悪い時の経済プロセスは、この「増加プロセス」が

「減少プロセス」になります。

 

では、それぞれのプロセスについて説明していきます。

企業の売上 → 設備投資

企業の売上が設備投資に与える影響について

説明します。

企業の売上が増加することで、その企業に蓄積する財が増加します。

そして、企業の最終目的は利益を増加させることにあります。

企業が利益を上げるためには、

例えば、物を販売する企業であれば、

よりたくさんの商品を仕入れたり、

よりたくさんの商品を生産するための設備を構築したり、

よりたくさんのものを販売するために販路を拡大したり、

様々なことを行います。

 

設備投資 → 所得や雇用

次に、企業の設備投資が増加すると、雇用や所得が増加することについて、

説明します。

企業が、設備を増加させることで、その設備投資により

人員が削減されることもありますが、

必要な人員が増加するケースもあります。

例えば、新たに生産設備を増加したり、

新たに販路を拡大したりする場合には、

そこにおける、人員が必要になったり、

また、新しいポストが用意されます。

これによって、経済全体で、設備投資効果によって、

所得が増加したり、雇用が増加したりします。

 

所得や雇用 → 消費

3つ目に、雇用や所得が増加することで、消費が増加する

ことについて説明します。

これはわかりやすいと思いますので、十分には説明しませんが、

娯楽産業である旅行や耐久消費財への購買行動の増加など

様々なことが起こります。

 

この消費という側面は、非常に重要です。

みなさんも、経済統計の一つでGDPに

注目することが多いと思います。

そのGDPにおいて、個人消費がどの程度占めているのか

ご存知でしょうか?

日本の場合には、個人消費は6割を占めており、

アメリカの場合には、7割を占めています。

そのように個人消費は、重要な経済指標であると考えられています。

 

個人消費 → 企業の売上

まあ、これはほぼイコールなので、説明はしません。



 

3、各々のプロセスにおける代表的な経済統計について

では、最後にそれぞれのプロセスにおける代表的な経済統計を紹介します。

もちろん、ここに紹介するもの以外にも様々なものがあるので、

その都度、どのプロセスに該当するのか確認してみてください。

 

企業の売上

企業の売上を示す経済統計について、大きく二つに分けられます

1、企業が実際にどの程度売り上げを上げたのかということ

2、企業がどの程度売り上げを上げられそうなのか
あるいは、売り上げ見通しがどうなのかということ

1については、GDPGDE、GDIなどが該当します。

2については、PMI景況感指数、鉱工業生産指数などが該当します。

 

1の指数の場合には、実際に計測されたものをもとにしています。

それに対して、2の経済統計の場合には、

各企業の購買担当者へのアンケートをもとにしている定性的な指数であったり、

将来数か月間の生産の予想に関する指数であったりします。

 

設備投資

企業の設備投資に関する経済統計について、

大きく二つに分けられます。

1、先行指標の経済の動向に対して先行して現れる指数

2、一致指標の経済の動向に対して一致して現れる指数

1については、設備投資計画調査機械受注統計などが該当します。

2については、鉱工業生産指数生産能力指数などが該当します。

 

このような指数の中でも特に、先行指標として紹介している

設備投資計画調査については、企業の設備投資を6つに分類

(①能力増強、②製品高度化、③合理化、省力化、

④研究開発、⑤維持補修、⑥その他)しています。

経済の動向によって、どの項目が増加するかということは変わってきます。

 

所得や雇用

3つ目に所得や雇用に関する経済統計について

説明します。所得についての経済統計は平均所得で見ることが多いですが、

あまり役には立たないと思います。

対して雇用は非常に重要な経済統計です。

失業率有効求人倍率、アメリカで言えば

新規失業保険申請件数などが重要です。

ただし、失業率は、景気に対して遅行指標であり、

それに基づいて投資行動するには、少し遅すぎる場合があります。

 

消費

最後に、消費についての経済統計を説明します。

上記でも書きましたが、消費は経済統計における

非常に重要な指標になります。

ここでは、消費と書いていますが、個人消費のことを表します。

個人消費を表す指標のうち最も重要な指標は、消費者物価指数です。

消費者物価指数については、こちらに詳しく説明しています。

個人消費の代表的な経済統計は、家計調査商業動態統計です。

 

家計調査は毎月発表される経済統計で

主な調査項目は、家計の収支です。

実収入や消費性向、可処分所得などの数値を把握でき、

家計の状況を包括的に把握できる経済統計になっています。

 

商業動態統計も毎月発表される経済統計で

卸売、小売業の販売活動に関する経済統計です。

百貨店やスーパー、コンビニなどのセクター別で

販売動向を記録した経済統計になっています。



 

まとめ

このように、経済統計には様々なものがあり、

それぞれのプロセスには非常に重要な面があります。

また、このプロセスがうまくいかない場合には

経済の動向がうまくいかなくなりますので、

それに対しての治療法として、給付金を出しています。

今回の記事が少しでも投資の考え方の役に立てばと思います。

今回の記事では、以下の本を参考にして書いています。相場全体を読み解く上で非常に役に立つ本ですので、気になった方は是非見てください。


 

今回の内容は以上です。最後まで読んでくれてありがとうございます。
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