FRBが政策金利を決定するために見ているもの。

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この記事を開いてくれてありがとうございます。

さて、この記事を書いているのは2021年の2月中旬ですが、この時期にはアメリカの10年債利回りが非常に大きく上がっている状況ですね。そこで今回は金利スプレッドについて書いていきます。

金利スプレッドというと、様々なものがありますが、今回はその中でも、2つ、

1.長短金利差

2.ブレーク・イーブン・インフレ率

について書いていきます。



bpとは?

まずは、金利スプレッドについて説明していく前に、金利スプレッドwパラわすときの単位について考えていきます。金利差を考えるときには、通常パーセント(%)という単位は使いません。

では、どんな単位を使うのかというと、それがbpです。

これは、「ベーシスポイント」と読みます。これは、100分の1%の単位を表します。つまり、1%は100bpであり、0.1%は10bpと表します。

長短金利差とは?

次に、長短金利差について説明します。

長期金利と短期金利の比較の際には、主に2年債と10年債の利回りとを比較することが多いです。もちろん、長短金利差を比較する場合には、2年債と10年債だけではなく、「2年債と30年債」、「5年債と30年債」、「10年債と30年債」など様々な比較方法があります。しかし、代表的な比較対象は2年債と10年債の比較が非常に多いです。

2年債は、政策金利であるFF金利の影響を受けやすい

比較対象の一つである、2年債は政策金利であるFF金利の影響を非常に受けやすいです。このため、2年債は連邦準備員会の政策意図の影響を非常に受けて、動く傾向が強いです。

10年債は、市場心理や景気動向を示す

もう一つの比較対象である、10年債利回りは、代表的な長期金利の指標です。満期までの期間が長いため、基本的には満期まで保有するよりかは、投機的な取引が中心になることが多いです。そして、この10年債利回りの指標は、先行きの相場動向に基づき、市場心理や景気動向などを示す場合が多いです。

金利差を見ることで

一般的に長短金利差を表す指標は、イールドカーブと言われています。

イールドカーブが右肩上がりの場合には、市場のインフレ懸念や将来の景気動向に対する楽観を示し、逆にイールドカーブが右肩下がりの場合にはデフレ懸念や将来の景気に対する悲観を示します。しかし、近年では将来のインフレ懸念が高まることはほとんどないため、景気に対して楽観的であるか、それとも悲観的であるかを示すことが多いです。



ブレーク・イーブン・インフレ率とは?

ブレーク・イーブン・インフレ率は、BEIと表記されることもあり、同一年限の米国債(固定利付債)と物価連動債の利回りの格差を示します。

通常、米国債の利回りを名目金利、物価連動債の利回りを実質金利と表します。そのため、以下の式が成り立ちます。

BEI=名目金利ー実質金利

また、この式を変形すると、以下の式も成り立ちます。

実質金利=名目金利ーBEI

という式です。この式も成り立つため、BEIを期待インフレ率としても解釈することもできます。

 

なぜBEIが重要なのか?

BEIは、市場の先行きを判断するうえで重要な指標になります。先ほども書いた通り、BEIは、期待インフレ率を表します。

インフレ率は、物価に関わる重要な指標です。そして、この物価を安定させることは、FRBにとって金融政策の重要な目的の一つです。通常、インフレ率などの指標は経済統計として、毎月1度や四半期に一度という形で、毎日は観測することができません。それに対して、BEIは毎日観測することができます。この点からも、FRBからも非常に注目されているデータであると言われています。

 

まとめ

今回の内容は以上です。最後まで読んでくれてありがとうございます。

金利スプレッドは、市場の動向を把握するうえで非常に重要指標の一つであると考えられています。

市場の動向の先読みをするためにぜひ参考にしてみてください。

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