株価のトレンドとは? トレンドの継続とトレンドの転換とは、どういうことか?

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この記事を開いてくれてありがとうございます。

株式などで運用をするときにはトレンドという考え方をよく聞くと思います。今回の記事では、このトレンドについて考えてみたいと思います。

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トレンドとは?

よく株価のチャートを見ているときに、「この銘柄は今は上昇トレンドである」とか、「この銘柄が上昇トレンドから下落トレンドへ転換した」ということをよく聞くと思います。さて、このトレンドというものについて理解していますか?

ただ、株価が上昇していることが上昇トレンドであるとか、株価が下がり始めることが下落トレンド転換したというわけではありません。

では、株価のトレンドとは何なのでしょうか? その答えとして、東海東京証券では以下のように定義しています。

トレンドとは、株価のチャートの形状のひとつ。株価が上昇し始めた際の安値とその次に株価が下がった時の値を結んだ直線を上昇トレンドと言われています。そして次第に、安値の底が切り上がっていきます。一方、下降トレンドは株価の高い値から高い値を結ぶ直線のことを言い、最高値がだんだんと切り下がっていく事を言います。以上のように株価の推移を見るのにとても重要な指標となります、そのため多くの投資家がトレードの参考にしています。

東海東京証券 証券用語集”トレンド”(2021.10.31)

 

上昇トレンドとは?

まずは上昇とトレンドについて考えてみましょう。上記の定義から考えると、株価が上昇し始めて以降つける安値が前回付けた安値よりも高いところにあれば上昇トレンドであるということです。以下のグラフを見てください。

例えば、このように株価が変動してたとしましょう。

このように前回付けた安値よりも高いところで安値を付けていたり、前回付けた高値をよりも高いところで高値を付けてつけている限り、上昇トレンドが続いているということです。

逆に、前科付けた安値や高値よりも低いところで新たな安値や高値を付ける場合には、そのトレンドが転換することを示しています。

それが以下のようなグラフです。

この場面では、株価が上昇トレンドから下落トレンドへトレンド転換したことを示しています。

前回付けた安値よりも高いところで安値を更新することができなかったうえに、高値については今回付けた高値のほうが圧倒的に低いところで高値を付けているからである。

ちなみに、このチャートを見て何か気づくことはないでしょうか?

この紫の部分については、有名なトレンド転換のチャートの形ですね。

いわゆる、「ヘッドアンドショルダーズ」というものです。このチャートの形状がトレンドが上昇トレンドから下落トレンドに入る言われているのは、このようなトレンドの考え方があるからです。

ヘッドアンドショルダーズ(マネックス証券.2021.10.31)

 

反対に下落トレンドの場合には、上昇トレンドとは全く逆のことになります。

前回付けた安値や高値よりも、今回付けた安値や高値のほうが低いところにあるときに、その銘柄は下落トレンドであると考えることができます。

まとめ

今回の内容は以上です。最後まで読んでくれてありがとうございます。

どんなに財務内容が良い企業であっても、上昇トレンドに入っていない銘柄を購入するのは危険ではないかと考えています。もちろん、その銘柄が反発して城主トレンド入りすることを明確に確信している場合であれば、それは別かもしれませんが、弱小個人投資家がそんなことをしても大口の機関投資家にはなかなか勝てないのが実情でしょう。

それよりも、トレンドに入っていることを明確に理解して、上昇トレンドの波に乗ることが最も簡単で最も確実に利益を得られる手法ではないかと思います。

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